親への遠慮、どこからくるの?
- eye(あい)
- 2024年9月14日
- 読了時間: 3分
今日は、「親が悪く思うから、これはやっちゃいけないんじゃないか?」という遠慮は、どこから来るのか、についてお話しします。
たとえば、
✅私はこの人と結婚したい。でも、親は彼みたいな人を好まないから、結婚してはいけないのではないか?
✅私は高校を卒業したらなりたい職業がある。でも、親はその職業をあまり良く思っていないから、諦めて大学に行った方が良いのではないか?
✅私は親と遠く離れたところに引っ越したい。でも、親がイヤだと思うだろうから、近くに住まなくてはならないのではないか?
などなど。
自分が「親の考えももっともだな……」と納得しているのであればそれも良いです。
でも、
「自分の本意とは全然違うのに、なぜ親の気持ちに従っているんだろう……?」
というモヤモヤを抱えながら親の考えに従っているとしたら、のちのち大きなストレスになってしまうでしょう。
それでは、その「親への遠慮」がどこからくるのか、考えてみましょう。

親の考えに従っておかないと不安
子どものころに、親があれこれと手出しをする過程で育ってきた人に多い考え方です。
親としては「あなたに良かれと思って……」という思いであれこれとあなたに手を出してきたと考えられます。
「子どもが転ぶと思う前に、親が手を差し出している」
ので、子どもが転んだときの痛みを知らないで済んでしまっているのです。
大人になってあなたは、転んだときの痛みがわからないため、
「転ぶこと自体が怖い」
となってしまっているのではないでしょうか?
この例の通り、親の言うことを聞いていれば「挫折することを避けられる」と思っているのかもしれません。
自分でも親と同じ考えです、ということで矛盾を感じないのであれば、それはそれで良いのです。
ですが、矛盾を感じたときが問題なのです。
「こんなはずじゃなかった!」
となったときに、
✅親に従ったのは自分
✅親の言うことは正しいと思ってやったのに、正しくなかったじゃないか……
というところで葛藤してしまうかもしれません。
そのときあなたが苦しくなってしまう可能性がある。
それが問題なのです。
親の言う通りにしないと大変なことになる
今度は、あなたが親の言う通りにしないと、悪いことが起こるのではないかという恐怖感を感じている場合です。
親に従わないと不安ということ以上に、それを「恐怖」と感じている場合。
子どものときに、親の言う通りにしなくて怒られた、など、恐怖感を感じたことがある場合、その恐怖感は根深く残ります。
それでも、大人になるにつれてその恐怖感が薄れてくるのであれば問題はありません。
ですが、
「大人になっても、親に従わないと怖いことが起こる」
「結婚しても、親に何か言われるのが恐怖」
というレベルで恐怖感が植え付けられてしまっている場合、あなたが恐怖感でかなり萎縮してしまっているかもしれませんね。
今その場に親がいないのであれば、自分の選択で進んでいくことに(ためらいはあるかもしれないけれど)何の問題もないでしょう。
ですが、その場に実際の親がいると、もしかしたらそうはいかない場合もあるかもしれませんね。
そんなときは、あなた自身の判断で行動して良いのです。

自信をもって行動できるまでには、少し時間がかかるかもしれません。
少しずつ、少しずつ、自分の判断、自分の選択で、進んでみましょう。
あなたは、悪いことは一切していません。
もしなかなか遠慮がぬぐえないのなら、少しずつで良いのです。
ひとりで行動するのが不安であれば、人に相談しながら、少しずつ自分の判断ができるようにしていきましょう。
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